桃太郎伝説と神楽・備前刀のふるさとの一宮

備前國一宮吉備津彦神社
御神刀『桃太郎祐定ももたろうすけさだ』(桃祐ももすけ)
特別拝観のご案内

現在、岡山県立博物館において、当神社の御神刀『桃太郎祐定』が特別に拝観いただけます。
詳細はチラシをご覧ください。


備前國一宮 吉備津彦神社
御神刀『桃太郎祐定ももたろうすけさだ』(桃祐ももすけ)とは

【銘】備前國長舩住人横山上野大掾藤原祐定
奉寄進於當國一宮大明神者也
寛文六丙午年正月十九日

【寸法】刃長 :120.3㎝  反り:3.0㎝
元重ね:9.1mm   先幅:2.38㎝
元幅 :3.85㎝   重量:1,800g

【時代】寛文6年 (1666)
岡山県指定重要文化財

備前國一宮 吉備津彦神社は、この地の信仰の原点であり中心である御神体山「吉備中山」、その山頂の奥宮磐座おくみやいわくらの東麓にご鎮座いたします。

吉備中山の当神社境内地の山頂には鎮護国家の祈りの原点となる奥宮磐座が鎮まり、傍近の龍神社には八大龍皇神はちだいりゅうおうしんが鎮まられると同時に奥宮磐座を守護され、共に祈りの中心とされています。
故に、吉備津彦神社の主祭神・大吉備津日子命おおきびつひこのみこと (比古伊佐勢理毘古命ひこいさせりひこのみこと)も、御神体山「吉備中山」の奥宮磐座を祭場とし天神地祇に祈りながら吉備国を平定し、国の平和と国民の幸せを願い続けたと伝わります。

古今和歌集には、「真金まがね吹く 吉備の中山 帯にせる 細谷川の 音のさやけさ」とあり、「吉備」の枕詞である「真金吹く」の真金とは鉄のことであり、「吹く」は金属の精錬時に風をおくる様子を表しています。
良質で豊富な鉄と高い技術を有した豊かな吉備国の和鉄文化や備前刀の守護神として、当神社では金属の神・金山毘古神かなやまびこのかみもご奉斎しております。

主祭神の第七代 孝霊天皇こうれいてんのうの第三皇子・大吉備津日子命おおきびつひこのみこと (比古伊佐勢理毘古命ひこいさせりひこのみこと) は武勇の誉高く、第十代 崇神天皇すじんてんのうの御代、大和朝廷の命により四道将軍として吉備国平定のため遣わされました。
大吉備津日子命も古よりこの地の信仰の原点であり中心である吉備中山に鎮まります奥宮磐座、八大龍皇神をはじめ天神地祇に祈りながら、鬼神と称されるほど強い吉備の冠者かじゃ温羅命うらのみこととの激しい戦いを経て、吉備国を平定されていきました。
平定後も大吉備津日子命は吉備中山の神々に国の平和を祈り、国と民を深く愛して国を治められました。
その後、大吉備津日子命、温羅命は共に神として祀られ、今もなお国の平和と国民の幸せを守り続けられています。

昔話「桃太郎」は吉備国平定の際の大吉備津日子命 (桃太郎)と温羅命 (鬼) の戦いが基になっているといわれ、当神社は桃太郎伝説発祥の地と伝わっております。
平成30年(2018)には、日本遺産『「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~』の構成文化財の一つに認定されました。

いにしえの信仰と祭祀の場である奥宮磐座を有し、金属の神を奉斎し、主祭神・大吉備津日子命の御神徳こそ、当神社がこの地の信仰の中心であり、吉備国和鉄文化発祥の聖地ならびに備前刀のふるさと、桃太郎伝説発祥の地といわれる所以でございます。

吉備国和鉄文化発祥の聖地ならびに備前刀のふるさと、桃太郎伝説発祥の地と伝わる備前国一宮 吉備津彦神社の主祭神・大吉備津日子命に奉納された大太刀が『桃太郎祐定ももたろうすけさだ』(桃祐ももすけ) です。
備前刀の名工・上野大掾祐定こうずけだいじょうすけさだが寛文6年(1666)に作刀、岡山藩士で剣術家の茨木安太夫により奉納されました。
備前長船刀工の筆頭格である上野大掾祐定の類稀なる高い技量が大いに発揮され、「奉寄進於當國一宮大明神者也」と銘が刻まれた桃太郎のモデルといわれる大吉備津日子命へ奉納された正に日本一の桃太郎に相応しい大太刀です。
大太刀は直刃の焼き出しに始まり、四つずつ連なる互の目から大きく湾れ、そして直刃へと変化します。
光に照らされると映し出されるのは、奉納刀に相応しい「神心乱しんしんみだれ」と称される刃文です。直刃は真っ直ぐな神の御心、乱刃 (互の目と湾れ) は乱れた人の心を表し、御神力によって人心を平らかにするという平和への祈りが込められていると伝わります。

」は古事記において、伊邪那岐命が黄泉国から逃げ還る折に桃の実によって難を逃れることができたことから「意富加牟豆美命おおかむつみのみこと」という御神名を授かり、魔除け・災難除けの象徴とされております。
祐定の「」は、神の助けという意味をもちます。
桃の神の助け「桃祐」の所以でございます。

桃太郎のモデルといわれる大吉備津日子命へ奉納された御神刀『桃太郎祐定』 (桃祐) は、平成31年(2019)に岡山県指定重要文化財となり、現代においても桃の神の助けとして人々を守る御神刀 (御守刀おまもりがたな) としても現存しております。

吉備津彦神社の御田植祭 (岡山県指定重要無形民俗文化財) では、大吉備津彦命に奉納された『桃太郎祐定』と温羅命に奉納された『王仁丸祐定おにまるすけさだ』(王仁祐おにすけ)が二振り合わせて、陰陽の大太刀『桃神剣祐定とうしんけんすけさだ』(桃祐王仁祐ももすけおにすけ)として祝詞で奏上されます。
合わせて、天照大御神を皇祖神とする日の御子・大吉備津日子命と温羅命が共に除魔退鬼と人々の幸せを祈願する『備前國一宮桃太郎神楽』が浄闇の中、厳かに奉納されます。

上野大掾祐定が活躍していた江戸時代、当神社は岡山藩主・池田家からのご崇敬殊に篤く、参詣をはじめ社領の寄進、社殿の再建、数々の奉納品がございました。
奉納品の中には御刀の存在も確認でき、藩主も自らが治める国の平和を御刀に託し、神々に奉納され、御神護を願ったことがうかがえます。

吉備国和鉄文化発祥の聖地ならびに備前刀のふるさと、桃太郎伝説発祥の地と伝わる吉備津彦神社では、斎行される全ての神事において、神様のご神徳と御神刀に込められた御神威をもって国の平和と国民の安寧を今も祈り続けております。

 

岡山県指定重要無形民俗文化財
吉備津彦神社「御田植祭」のお知らせ

        

当神社では例年8月2日・3日に吉備津彦神社御田植祭(岡山県指定重要無形民俗文化財)を斎行しており、8月2日(日)午後4時よりご社殿で夏の疫病除けの神事である厄神祭を斎行いたします。皆様の疫病除けと幸せを真心込めてご祈願申し上げ、随神門前で茅の輪くぐり神事を行います。
午後8時30分からは御本殿祭、引き続き御斗代神事を斎行いたしまして、五穀豊穣・地域の安寧・氏子崇敬者の皆様の幸せをご祈願いたします。
昨年、吉備津彦神社御社殿6棟と附(つけたり)設計図 23枚 が岡山県指定重要文化財に指定されました。さらに今年3月17日に御社殿が再建された当時の棟札2体が附(つけたり)として追加指定されました。更に昨秋より施工している岡山市指定重要文化財・随神門の保存修理工事も本年秋には完工予定となっております。
これも偏に氏子崇敬者をはじめ皆様方の厚いご信仰とご協力の賜物と深く感謝申し上げます。この慶事の奉祝と共により一層 聖寿の万歳・御皇室の弥栄・国家の隆昌・地域の安寧・氏子崇敬者の皆様の幸せをご祈願いたしまして、午後8時頃から随神門修復記念奉祝祈願打上花火を斎行いたします。ただし、雨天・荒天・風速8m以上の場合は8月3日(月)同時刻に順延します。8月3日(月)も雨天等の場合は8月8日(土)同時間に順延します。
皆様方におかれましては、安全のため各自で感染症予防と熱中症対策をされまして、どうぞご参拝くださいますようご案内申し上げます。詳細につきましては別紙チラシをご参照ください。
また、翌8月3日(月)は午前10時より御本殿祭、続いて御幡献納神事を斎行いたします。午前11時過ぎに随神門前に御幡の行列が参りましたら、五穀豊穣・家内安全・商売繁盛をご祈願申し上げました御幡の扇を授与いたしますので、ご希望の方は初穂料500円をお納めいただきましてお受けください。
なお、茅の輪くぐり神事の茅の輪は、8月2日(日)夕刻から8月31日(月)夕刻まで設置しております。皆様方におかれましては安全のため混雑を避けてゆっくりと茅の輪をくぐってご参拝いただき、御神護をお受けください。

 

御幡献納のお願い

        

当神社では、例年八月二日・三日に『吉備津彦神社 御田植祭』(岡山県指定重要無形民俗文化財)を斎行し、御皇室の弥栄と国家の隆昌、五穀豊穣や地域の安全と皆様の幸せを御祈願しております。
八月三日の午前十時からは御幡献納祭並びに御幡献納神事を斎行いたします。
二日間にわたる御田植祭の結びに行われる御幡献納神事は白布で御幡をつくり、この御幡を奉持し、行列を成して御社殿へと参進いたします。御幡に取り付けられている扇は、参拝者に授与されます。
家に持ち帰り田や畑にさしてお祀りすれば豊作になり、家庭でお祀りすれば家内安全・無病息災であるといわれています。

当神社の御田植祭・御幡献納祭並びに御幡献納神事は康永年間の絵巻物にも記されており、慣例により国の長久のお祝いとして国守から御神馬・御馬代・御弓矢・御太刀などが奉納されていました。
近国の大名衆からも御神楽銭が奉納され国中の郡々からは法者・神子・大夫の頭が郡中から役銭を集めて調えた御幡を携えて参集し、笛の役者も出仕してそれだけでも六十人以上が奉仕したようです。

中世には御社殿が焼失し祭りが行えないこともありましたが、宇喜多家・小早川家・池田家により御社殿が復興・整備され、中断していた祭事も池田家により再興し、五穀豊穣や備前国の長久を祈願し斎行されるようになりました。

このように、御幡献納祭並びに御幡献納神事は、国を挙げて大勢の方が盛大にご奉仕され、現在でもその行列は吉備国を平定された御祭神・大吉備津日子命の凱旋時の船の帆の様子を表しているともいわれ、当神社独自の特殊神事として皆様方の篤いご崇敬と多大なるご協力のもと斎行しております。

つきましては、皆様方に御幡のご献納を賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
なお、御幡献納料は一万五千円以上お心持をご奉納いただいております。

準備の都合上、誠に恐縮ではございますが、ご献納・八月三日(月)十時からの祭典ご参列の「諾・否」また参列の際当神社の装束着用希望のお方様は八時半集合等の打ち合わせが必要になりますので、七月二十四日までに社務所(086-284-0031)までご連絡ください。
御幡献納者の中からご希望のお方様 先着三名様に当神社の装束をご着用の上、八月三日の御幡献納祭並びに御幡献納神事にご参列いただきます。当神社より装束着用決定されました方様は白の肌着(Vネックの半そでシャツやステテコなど)をご持参、若しくはご着用くださいまして、午前八時半までになかやま会館にご参集いただきます。

 

厄神祭 人形ひとがた のご案内

茅の輪の起源は、善行を行った蘇民将来が素戔嗚尊から「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると疫病から免れる」といわれ、その通りにしたところ疫病から免れることができたという古事にもとづきます。
また、人々が知らず知らずのうちに犯している罪や穢れを人形にうつして祓い、身も心も清らかに日々を過ごせるよう神事を行います。
拝殿(賽銭箱の横)に人形をご用意しておりますのでお受けいただきまして、8月2日の厄神祭以降、8月17日までに神社受付にお持ちください。
厄神祭御神札と茅の輪守りをお頒けいたします。
8月2日の厄神祭より前にお持ちのお方様につきましては、8月3日以降に厄神祭御神札と茅の輪守りを郵送いたします。ご奉斎くださいまして御神護をお受けください。
なお、ご不明な点等ございましたら社務所までお問合せください。

吉備津彦神社 ℡ 086-284-0031

 

お知らせ

 

岡山市指定重要文化財
吉備津彦神社 随神門
保存修理工事起工記念
奉祝 御朱印守 初穂料500円

第一回随神門工事見学会初日の令和8年2月14日より体数限定にて頒布いたします。

 

令和8年の年回りの祈願はお済ですか

※お早めにご祈願される事をおすすめいたします。

 

    

※令和7年3月18日に吉備津彦神社の御社殿の渡殿・釣殿・祭文殿・軒廊・ 拝殿と神饌所の計6棟が設計図とともに岡山県指定重要文化財に指定され ました。岡山県出身の旧内務省神社局技師角南 隆すなみ たかし(すなみ たかし)氏によって昭和11年に 再建されたもので、昭和初期の大規模な御社殿としては岡山県内に例を見 ない貴重な建造物となります。

◆ペットを連れての御参拝や
境内地の散歩についてのお願い
ペットを連れての御参拝や境内地での散歩は、清浄な御神域につき、ふん尿等の被害による感染症などの拡大防止やペットが苦手な方への配慮のため御遠慮くださいますよう御協力をお願い申し上げます。
◆開閉門時間について
閉門時間を過ぎてから駐車場の無断使用や境内敷地内や参道石段への座り込みなどが多数見受けられます。
午後6時閉門から翌午前6時開門までは、境内は座込み等禁止や駐車場は無断使用禁止となっております。
場合によっては、警察の方にご協力をお願いしてお越しいただくこともございます。
開閉門時間をお守りいただき、皆様方が清々しくご参拝いただけますようご協力をお願い申し上げます。
◆その他
今後の推移により対応を変更することもございます。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
詳細につきましては、受付までお問合せください。
お問合せ等は、午前9時から午後5時までにお電話にてお願い
します。

℡ 086-284-0031
吉備津彦神社  宮司 守分清身

 

吉備津彦神社へ
ようこそ
Welcome to Kibitsuhiko Jinja.

当神社は背後の吉備中山に
巨大な磐座・磐境を有しています。
皆様の平穏無事と弥栄を見守り続けてきた神域は
鎮守のやすらぎの柱として、
今なお皆様のいのりとともに守り継がれています。

ご祈祷・お祝い事のご案内

人生の節目・お祝い事・一年の始まり等には、大神さまにご報告をし、今後の幸せをご祈願しましょう。家内安全・交通安全・安産祈祷・初宮詣・七五三詣等、諸祈願お受けいたします。詳細は受付にお問い合わせください。

厄年・八方塞がり・祝事表

厄年や八方塞の年にはお祓いを受けましょう。 また、歳祝いの年には大神さまにご報告・感謝し、お祝いしましょう。

神前結婚式のご案内

婚礼の儀式は神々の「むすび」の力により人と人を結びます。 夫婦の和を祈り、契りを結ぶ婚礼の儀式は神話の時代より受継がれる日本人の心です。

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